最近バイクに乗れないため、昔の憧れのライダーのDVDを見ております。
年代は80年代後半。
昔は雑誌にたくさんビデオ販売の広告が載っていました。
当時は1本1万円以上していましたが、最近は安くなっていると思い、早速いつもの様にamazonにアクセス。
各年代のレース毎に、買ってしまおうかな等とワクワクして検索。
ところが・・・。
毎度の事ながらあまり、見つかりません。
取敢えずGRAND PRIX1983、GRAND PRIX1985、GRAND PRIX1992を購入。
(GRAND PRIX1992にはスペンサーは出ていませんが、ウエインレイニーのファンでもあるので)
GRAND PRIX1983
レース毎のDVDはおろか、ビデオも見つかりません。
最後の望みを掛けてリンドバーグで探して見ます。
しかし、ここでも状況は変わりません。
本当にバイク関係の出版物って少なくなっているんですね~。
改めてショックを受けました。
さて、久しぶりにスペンサーの走りをじっくり見ました。
GRAND PRIX1985は一応全レースが収録されています。
1レース10分弱ですが。
スペンサーの走りは当時「大きなスライドをしながら向きを変えて凄まじい加速でコーナーを脱出して行く」と言われていたので、かなり派手なライディングを期待しておりましたが、実際に見てみると、驚くほどスムーズな走りです。
ブレーキングでマシンが振られる事はほとんど無く、当時のタイヤの性能もあるのでしょうが、現在のロッシ等に比べるとバンク角もそれほど深いようには見えません。
ただ、倒しこみはスムーズで、一発で最大バンク角に達している様に見えます。
一旦、膝を付いてからは直ぐに膝を引っ込めて、バイクを立てて加速して行きます。
コーナリングの基本はやはり立上りなんですね~。
突っ込み重視の「かめレーサー」はライディングスタイルを考えなければ!
(突っ込み重視と言っても「かめレーサー」の突っ込みはまだまだ甘いですが・・・)
DVDは60分です。
雨のレースもあり、その辺は飛ばしながら見てしまいましたが、晴れのレースでのスペンサーの走りはやはり凄い!
結構ステアリング操作も行っているなー、という印象も受けました。
しかし、一番の印象は全体を通してスムーズなライディングです。
切り返しも、イン側の足が引っ込んだかと思うとアウト側の足がニュッと出てきて、本当にスッという感じで切り替えしてゆきます。
派手な体重移動をしているようには見えないのですが、切り替えし後のコーナリングを見ていると、かなりお尻もイン側に落としています。
きっちり、相当量の体重移動は行われているのです!
足が長いから出来るのかな?
取敢えずは「かめレーサー」も早くバックステップを入れて足に余裕を持たせたいと感じました。
当時はスペンサーだけがホンダのNSR500に乗っており、他のホンダライダーは皆3気筒のNS500です。
ワインガードナーはそれでも、フランスGPでは晴れのレースでスペンサーを抜いて大活躍していましたが、バイクの差も大きかったかもしれません。
しかし、バイクの差を考慮しても、スペンサーのライディングのスムーズさは群を抜いており、見るものを圧倒する何かがありました。
「かめレーサー」はこのDVDを繰り返し見て、次回のサーキット走行の際に参考にしたいと思っております。
復活まで後4週間!(予定)