アルゼンチンGP決勝が終わりました。
まさか(と言ったら失礼ですが)ロッシが優勝!
マルケスとのトップ争いを演じたうえでの優勝です。
これは凄い!!

マルケスが転倒して決着したのですが、マルケスに追いつくまでのロッシの走りは驚異的でした。
今回、ロッシは予選8番手。
ヤマハ勢はロレンツォでも予選5番手。アルゼンチンのサーキットにはヤマハは向いていないのかと思わせる予選でした。

ただ、予選中にタイヤの消耗が激しく、まともにタイムアタックが出来るのは1週のみという程の状態でした。
そこで、決勝を迎え、ロッシはリアタイヤをエキストラハードと最も固いコンパウンドを選択。マルケスはハードとワークス勢の中では柔らかいタイヤを選択しました。

序盤、マルケスは先頭を単独走行。一時は2位に5秒以上の大差を付けてラップを重ねていました。

11ラップ目にロッシが2番手に立った時には、まだまだ5秒近い差がマルケスと有りました。
このまま、昨年の様にマルケスの独走か?と「かめレーサー」も思っていました。

しかし!この日のロッシはマルケスの独走を許しませんでした。
急激に差が縮まり始めました。

極端な時には1周で0.8秒も差が詰まりました。

そして、残り3周の時点でマルケスの後ろにピタリとつけて様子を伺うロッシ。

そしてラスト2周に、5秒近い差があったマルケスを追いつき、トップに躍り出たのです。
その直後にマルケスが、ロッシと接触しての転倒。
「かめレーサー」の見た感じでは、どちらかと言えばマルケスがロッシにぶつかってきた感じ。

ロッシのリアタイヤにマルケスのフロントタイヤがぶつかっての転倒。
かなり焦りました。

しかしびっくりしたのはマルケスの体力です。
転倒後に、スライディングが止まったら、すかさず立ち上がってマシンに向かって全力疾走!
「かめレーサー」もサーキットで転倒した事が有りますが(一時はしょっちゅうでしたが)、20分位しか走っていないのに、転倒後は疲れ切って動けない位でした。
マルケスは1時間近くも走ってからの転倒でした。
それでも、つなぎを着たままで全力疾走するとは!さすがにマルケス、凄い体力でした。

ロッシの優勝で終わったアルゼンチンGP。
ランキングは1位をキープ。
2位のドビチオーゾとは6ポイント差。

2015年は久々のロッシのチャンピオンも視野に入って来ました。

頑張れロッシ!頑張れヤマハ!

テレビまで大興奮の「かめレーサー」でした。

かめレーサー wrote