コーナー進入時に体重移動を行う際にお尻をずらす訳ですが、これが結構難しい。
身体全体をコーナーのイン側に持ってゆきたいのですが、上体を先に入れようとするとどうしても腕の力を使ってしまいます。
「かめレーサー」も全身で体重移動をしている為、腕の力も使っていましたし、ちょっと疲れてくると体重移動がおろそかになっていました。
先月号のRIDERS CLUBの特集で、コーナー進入時の動作についての解説がありました。
これによると、コーナーアウト側のステップを、前に蹴るようにすることで、お尻が自然にイン側にずれるのを利用するという事でした。
「かめレーサー」も、街乗りのレベルですが、試してみました。
ブーツのかかとをステップに引っ掛けるようにして、前に蹴りだす事で確かに自然にお尻がイン側にずれます。
また、このやり方だと腕の力はほとんど必要ありません。
下半身が先に移動できれば、上半身は逆にリラックスして、イン側に倒しこめば良いわけです。
切り返しの際にも、イン側の足を踏み替えて、アウト側の足と同じ様に、かかとをステップに引っ掛けて蹴りだすと、自然にアウト側にお尻をずらせます。
これは、楽です。
上半身から動かそうと思うと、結構全身の動きが必要になり動作も遅れがちです。
しかし、ステップの踏み替えから行うと動作も自然で速くできます。
これなら、長時間のライディングもできそうです。
疲れてくると、どうしても体重移動が遅れがちになり、フォームも崩れます。
フォームが崩れる事で、転倒のリスクも増えます。
現に「かめレーサー」がこの前転倒したときは、コーナーへの進入速度が速すぎたのが最大の原因でしたが、ちゃんと体重移動が出来ていれば、膝をする事で転倒は免れたかもしれません。
今回軽く試してみたステップでの体重移動は、思ったよりも負担が軽くなり、意外な驚きでした。
次回のサーキット走行で試して見るつもりです。