気がつけばアメリカGPの予選から更新していませんでした。
ここのところ絶好調のロッシとロレンツォ。
アメリカGPでは久々のペドロサの優勝。
体調不良のストーナーも何とか毎レース上位での入賞と4強が際立ってきた最近ですが、イギリスGPは、表彰台が全員今シーズン初めてというメンバーで占められました。
今シーズン多い、雨から晴れ、そしてまた雨という難しいレースでした。
ドビツィオーゾが初優勝、ここ一番のコーリン・エドワーズが2位、そしてランディー・ドピニエが3位とフレッシュなメンバーでした。
何より、各チームスタッフの熱狂ぶりが見ていて微笑ましかったですね。
F1等の4輪のレースでは優勝出来るチームが決まってしまっていますが、2輪では(滅多に無いことではありますが)まだ下位チームが優勝や表彰台に登れる可能性があるんです。
2輪の場合はライダーの比重が4輪より大きいのでしょうね。
アメリカGPの予選でのロレンツォの転倒や今回のイギリスGPでのトニーエイリアスの転倒を見ていて思ったのですが、トップライダーのアクセルを開けるタイミングは早いですね。
この二つの転倒とも、クリッピングポイントの手前でハイサイドで転倒しているのです。
ハイサイドはアクセルを開けた時にリアタイヤのグリップが一瞬失われて、大きくタイヤが滑りその後、グリップを取り戻す事でバイク本体がタイヤに引っかかった様な状態でバイクが飛ばされて転倒してしまう現象です。
つまり、アクセルを開けないと起きない転倒なのです。
クリッピングポイントの手前でハイサイドが起こるということは、この時点でアクセルを開け初めているという事。
昔はGPライダーでもクリッピングポイントを過ぎてからバイクを立ててアクセルを開けるという走り方でしたが、今のGPはあの深いバンク角の状態からでも、アクセルを開け初めているのですね。
やはりコーナーの手前で十分な減速を行って、とにかく早めにアクセルを開ける。
これが基本なのですね。