前回の筑波サーキットでの転倒によるダメージの修理です。
最近、サーキットを走っている記事より整備の記事の方が圧倒的に多くなっているな~。
なんだか「かめレーサー」というより「かめメカニック」って感じです。
さて、気を取り直して今回の整備項目。
1.キャブセッテイング(オーバーホールも含む)
2.ステアリングの確認
3.オイル交換
4.右ステップ交換
5.プラグの確認と交換
6.カウル塗装
7.マフラー塗装
8.スプロケ交換(15丁へ変更します)
9.オイル漏れ箇所確認
10.シリンダー内圧確認
11.フロントブレーキ調整
順不同ですが、結構なメニューです。
まずは作業前の一枚。
サーキットから帰ってから公道を走っていないのでミラーも着けていません。
被害の大きい右側です。
だんだんカウルが薄くなっています。
これ以上は転ばない様にしなければ。
ウインカーも、削れてなくなってしまいました。最近この右のウインカーがスライダー替わりになっている様な気がします。
一応ウインカーはスペアを幾つか用意してあります(まだ転ぶ気か?)
カウルを外します。
塗装する右側。
あちこち擦っています。
60km/hという低速での転倒ですが、結構なダメージです。
削れてしまった、ウインカーも
オレンジ色のカバーはサーキットで無くなってしまいました。
どちらにしろ使えませんが・・・
今回は以前のつや消しでは無く、つや有のスプレーで塗装します。
かめレーサーはあまり外見は気にしないので、取り敢えずオイル漏れ等を確認する為の塗装なので結構適当です。
流石に傷が深いので4回から5回は重ね塗りです。
他の整備をしながら、合間を見て塗装して行きます。
次にキャブレターを外す為、タンクも外します。
慣れた作業です。
その前にプラグの確認と内圧チェックです。
まずは右側から。
一回、かぶっているので真っ黒です。
今回、プラグも交換します。
現状のプラグを改めて確認すると、周りが湿っている感じで、電極部分も黒い。
周りが低速域のセッティング状態、電極部分が中高速の状態を表しています。(多分)
このプラグを見る限り、中高速もカブリ気味ですが、低速部分は明らかにガソリンが多すぎの様です。
今回はキャブのオーバーホールと設定を改めて行います。
その際にエアスクリュー等のセッティングも行っていきます。
さて、内圧チェック。
コンプレッションゲージを取り付けます。
これも慣れた作業。
8.8kg位かな?以前は7.5kgでした。
シリンダーのボルトが緩んでいたのが大きかったのでしょうね~。
次に左側のシリンダー。
プラグはこんなもの。
これもかなり真っ黒。
右側程の湿り気はありませんが、やはり全回転域でガソリンが濃すぎる様です。
キャブセッティングで改善します。
コンプレッションゲージを装着します。
左側のシリンダーヘッド周りは狭いのですが、コンプレッションゲージの取り付けも慣れました。
右側と同様にキックします。
こちらは8.5kg位です。
以前も8.5kgなので、一緒です。
カーボンは大分取ったけど、あまり影響は無かったのかな?
今回は左右の差があまりないので、一安心。センターシールのチェックもしてあるので、さらに安心。
プラグのチェックと内圧チェックが終わったところで、次はフロントブレーキの遊びの調整です。
本来はブレーキレバーについているダイヤルで行うのですが、「かめレーサー」は指が短く、レバーのダイヤル調整だけでは、まだまだレバーが遠い感じなのです。
そこで、少々荒業ですが、レバーのシリンダーを押している部分を削って調整しようと思います。
ブレーキレバーを外しました。
これは簡単。
グリップについている白いのはペンキです。カウルを塗装するスプレーの操作を間違えて、少しTZRの車体にスプレー内のペンキが飛んでしまいました・・・。
外したブレーキレバー。
赤丸の部分を少し削りながら、遊びの様子を見ます。
何度か、遊びを確認しながら1mm弱削りました。
丁度良い感じの遊びになったのが、以下の状態。
赤丸の部分が削った後なのですが、写真ではほとんど違いが分かりませんね。
次はキャブのオーバーホールですが、本日はここまで。
かめレーサーでした。