昨日まででTZRが改めて動く様になりました。
最近、走り初めてからナットの緩み等もあったので、今回の整備では初心に戻って、出来る限りトルクレンチを利用して最低3回は増す締めをしてトルクを確認する様にして組み上げました。
「かめレーサー」ご用達のKMクリーンを使い、一晩漬け込んで軽く歯ブラシで磨いただけでこの美しさ。
素晴らしい洗剤です。
さて早速組み立てです。
今回は使える限りトルクレンチを使っての慎重な組み立てです。おかげで、あまり写真をとっていません。
まずは左側のシリンダーを組みました。
思ったよりもシリンダーがすんなり収まりました。
もしかして、3XV1と3XV4でシリンダーのサイズが違うのかな?
組み上がってから圧縮率も確認します。
シリンダーヘッドまで取り付けて、左側の組み立て完了です。
左側のシリンダーを組み立てたので、傾けていたエンジンを元に戻しました。
エンジンマウントボルトの一番下のものは外していないので、エンジンの前の方をジャッキで持ち上げるとすんなりとエンジンマウントボルトの組付けが出来ました。
この辺りは慣れた作業になってきました。
こちらはシリンダーの組付けは少し手間取りました。
左側のシリンダーは組付ける時に、シリンダーを下におろす感じで取り付けますが、右側のシリンダーは下に向いているので、持ち上げて取り付ける為に少々手間取った感じです。
何とか取り付け完了。
次にYPVSの取り付けです。
と、ここで右側のYPVSバルブの取り付けが間違っている事を発見!
YPVSのバルブが逆についています。本当はこちら側にYPVSカバーが着くので、バルブが飛び出している部分が向こう側になっているのが正解です。
シリンダーつけたままバルブ外せたかな?
取り敢えずシリンダーヘッドを外して、ピストンを一番下まで下げた状態でYPVSのバルブを外して見ます。
本当にピストンが一番下に有る状態でYPVSのバルブを外す事が出来ました。
シリンダーヘッドもそうですが、シリンダーもかなりトルクレンチで厳密にトルクを確認して取り付けていたので、外さないで済んで一安心です。
エンジン回りを確認したところ、一か所冷却水のホースを取り付けていない部分が有りました。
エンジンを降ろして付け直すのは大変なので、エンジン側のパイプのみを外して、ホースを取り付けました。
あと左側のキャブのメインジェットを260番に変更します。現在は240番ですが、焼き付き(抱きつきのレベルでしたが)を起こした原因は、ガスが薄かった可能性が高いので、メインジェットを濃いめにしておきます。
キャブ用のガスケットも新品を用意しました。
キャブは完全に外さずに、必要な部分だけを分解してメインジェットを交換しました。
これでエアクリーナー、タンクを取り付けて取り敢えず、エンジンがかかる状態まで組み上げました。
オイルポンプのエア抜きをする為に、オイルタンクに新しくオイルを入れて、しばらく待ちます。
1時間ほどしてからエンジンを掛けてオイルポンプのドレンボルトを緩めて、オイルに泡が含まれない事を確認して終了。
オイルタンクが良く見える様に、シートカウルとシートは着けないままで、作業しました。
今回はエンジンはすんなり掛かりました。
ただ、腰上のOHをしたので煙がモクモク出ています。シリンダーを組む時に2ストオイルをピストンやシリンダーに掛けて組む為、オイルが大量にシリンダー内に入ってしまうためです。
オイルポンプも正常に動き出した様ですので、最後にシートカウルとシートを取り付けて作業終了です。
まだタンク内は混合ガソリンが入っています。
その上、オイルポンプを復活させたので、通常の倍以上のオイルが走行時にガソリンに混ざっていると思われます。
まずは混合ガソリンが無くなるまでは、ならしのつもりで走って、混合ガソリンが無くなってから、改めてキャブセッティングを行います。
来週中に一回はサーキットに行きたいところですが、何とかなるかな~。
まぁ、焦らずに行きます。
「かめレーサー」でした。