TZRのキャブセッティングに苦戦しています。
今回、クランクを開けた後のエンジン始動まではスムーズに行きました。
その後、水漏れ、オイル漏れも発生しましたが、ガスケットの交換等で乗り切れました。

過去2回のクランク組み立てに比べると、驚くほどにスムーズに進んだ作業でしたが、キャブセッティングが全く決まりません。
プラグを見ると、かなり濃い状態の様なのですが、現在のメインジェットは
左 200、右 250
です。
ちなみにノーマルは
左 200、右 260
です。

メインジェットのみを比べれば、既に少し薄めなのですが、点火プラグを見ると、特に左は真っ黒です!
しかも、湿っています。
オイルポンプを復活させて、オイルを分離給油に戻したのですが、作業中にオイルポンプのスロットルケーブルを少し伸ばしてしまい、オイルポンプのプリーに完全に収まらなくなった為、低回転ではノーマルよりオイルの供給が若干多いかもしれません。

それにしても、プラグを見る限りはかなりガソリンが濃い症状です。

実際に走行してみても、アクセルを1/8も開くとボコ付きます(回転がなかなか上がらずにボコボコという音がします、しばらくアクセル開度をそのままにしておくと回転が付いてくる感じです)。
アクセル全閉でのアイドリングもスロットルスクリューをかなりねじ込んで、ようやくアイドリングしている感じです。

暖機した後に、ためしにチョークを引いてみると、エンストします。
エアスクリューを締めこむ(ガソリンは濃くする)とエンストします。
逆に、エアスクリューをゆるめて外しても、アイドリングは変わらず安定しています。

低回転でのガソリンが多すぎると思われます。
アフターファイアーも起きていると思います(音で判断しています。アクセルを戻している時に「パンパン」という音がします)。
パイロットジェットは3xv4でノーマルの12.5のままです。

パイロットジェット以外に、エアスクリューが効かないので、パイロットジェットを下げて見るしか無いようです。
ネットを調べたところ、12.5の下は10が有るのみです。
取り敢えず、10のパイロットジェットを発注しました。

「かめレーサー」のTZRのエンジンは大分、3xv1のパーツも組み込んだりしている為、3xv4のノーマル設定ではうまく行かないのかもしれません。
それにしても、パイロットジェットがこんなに違ってくる事って有るのかな~?

パイロットジェットが届き次第、付け替えて試走してみます。
現状では、走っている感じではアクセル開度1/2より上は良い感じなのですが、下が全く使えないのではサーキットも走れません。

腰を据えて、キャブセッティングを出して見ます。

そう言えば!
ブログを書いていて思い出しましたが、今回エアクリーナーも掃除しました。
3xvのエアクリーナーは湿式なので、洗浄後、灯油を少しつけて組んだのですが、しみこませた灯油が多すぎたかもしれません。
パイロットジェットを変更する前に、ここをチェックしてみます。

最近、こんな感じで毎日疲労を蓄積している「かめレーサー」でした。

かめレーサー wrote