最近、いい天気が続いています。
気温も高いし、本当はサーキット日和。
しかし「かめレーサー」はここのところ、仕事が忙しくサーキットへ行けません。
RIDING SPORTのバックナンバーを取り寄せたり、ケニー・ロバーツの昔の書籍を集めて読んだりしております。
少し時間が出来ると、昔のレースのビデオ等も見ています。
昔のレースの中で一番凄いなと感じるのは、フレディー・スペンサー。
本当にラインを自由に変えて走るし、一見速く見えないのに速い!
ブレーキング中にマシンが振られるシーンもあまりないし、パッシングもスムーズでドキッとさせられる事もありません。
本当に天才!って感じです。
彼の現役当時はとにかくパワースライドが話題になっていましたが、今見るとそんなに激しいスライドをしている様に見えません。
確かにブラックマークは残っているのですが、とにかくスムーズです。
1983年のケニー・ロバーツとの死闘を繰り広げていた時もそうですが、1985年の250ccと500ccのダブルタイトルを獲得した時でもスペンサーは常にスムーズなのです。
タイヤのせいも有るでしょうが、現在に比べるとバンク角は浅い。
立上りのアクセルを開く場所はかなり手前です。
ビデオで見ていても、エンジン音が上がる場所はエディ・ローソンに比べても速いのです。
1985年はホンダのワークスマシンであるNSR500に乗っていたのはスペンサーだけだったので、他のライダーとの比較はできませんが、やっぱり立上りが別格だったのでしょうね。
当時同じホンダワークスでNS500に乗っていたランディ・マモラはインタビューの中で「フレディはコースの進入時は大して速く無いが、途中からアクセルを大きく開けて、向きを変えて立ち上がって行く」と語っていました。
やはり、立上り勝負なのですね。
そろそろサーキットを走りたいですね。
サーキットを走れない間は、取敢えず、いろいろ勉強して知識を得るようにします。
恐怖心は何も知らないところから生じると思います。
理屈が分かれば、少し恐怖心を緩和できます。
少なくとも「かめレーサー」はそうです。
サーキットを走れない今のうちに知識を得て、次回少しでも速く走れるように頑張ります。