本日はMotoGPライダーのニッキー・ヘイデンについてちょっと「かめレーサー」が感じた事を書いてみます。
ニッキー・ヘイデンは2006年のMotoGP(当時は990cc)のチャンピオンです。
「かめレーサー」が大好きなバレンティーノ・ロッシの連続チャンピオンを止めたライダーです。
2007年以降は、あまりパッとせず現在はオープンクラスで走っています。
今年もホンダのオープンクラスのマシンを操ってMotoGP参戦予定です。
かつてアメリカ人ライダーは、グランプリの最高峰クラスでは最大勢力でした。(かめレーサーが若い時の話です)
ハングオフでヒザスリを完成させたケニー・ロバーツ。
もの凄いドリフト走行で、ケニーと死闘を演じたフレディー・スペンサー。
ケニーの教え子として、堅実な走りを展開してヤマハ、ホンダ両方でチャンピオンになったエディー・ローソン。
無冠の帝王と言われ、アウト側の足がステップから外れる「マモラ乗り」と言われたライディングスタイルで有名だったランディー・マモラ。
ケニー・ロバーツに見いだされ、3年連続最高峰クラスチャンピオンを獲得したウエィン・レイニー。
そのレイニーとの一騎打ちを繰り広げたケビン・シュワンツ。
「かめレーサー」がパッと思い出すアメリカンライダーだけでも、こんなにいます。
ところが、現在はアメリカ人のMotoGPライダーはヘイデンのみ。
アメリカ国内でのMotoGPのレースは年3回も有るので、決してアメリカでのバイク人気が下火だとも思えないのですが、なかなか新しいライダーが出てきません。
もともとアメリカンライダーが強かったのは、アメリカだけで行われていたダートトラックレースでスライドに慣れているのが要因と言われていました。
しかし、最近ではヨーロッパのライダーでも小さいころからダートに親しんでいるライダーがMotoGPライダーとして出てきています。
ロレンツォやマルケスも小さい頃からダートでズリズリタイヤ滑らせて走っていました。
ロッシも深いバンク角でさらにタイヤを滑らせる様な走りをしています。
単純にタイヤを滑らせるだけでは、アドバンテージが無くなっているんでしょうね。
アメリカの国内選手権で有るAMAシリーズで活躍しているライダーも、なかなかMotoGPに出てきません。
Moto3からMoto2、MotoGPとステップアップしてくるヨーロッパのライダーと違い、アメリカンライダーはいきなり最高峰参戦というパターンが多かったので、今はグランプリへのステップが無いのかもしれません。
昔はバイク雑誌でもアメリカのデイトナのレース等も結構扱っていたのですが、正直「かめレーサー」は現在アメリカで活躍している若手のライダーすら知りません。
ヘイデンは「チャンピオンシップで唯一のアメリカ人ライダーとなった。この状況は良くないけど、新たな世代が輩出されるまで、母国の利益を守る責任がある。僕を誇りに思ってくれるようにベストを尽くす。」と言っています。
昨年、コーリン・エドワーズも引退してしまったので責任を感じているんですね。
また、以前の様にアメリカンライダーの大活躍を期待します。
やっぱり、アメリカンライダーは派手だし明るい!
頑張れニッキー!
最近、すっかり解説者になってしまっている「かめレーサー」でした。
走りたい!