ようやくMotoGP開幕です。
第一戦はカタールGP。
予選は、まさかのドゥカティのドビチオーゾがポールポジション!
続いて、ペドロサ、マルケスと続き、さらにイアンノーネ、ヘルナンデスとドゥカティ。
「かめレーサー」が大好きなヤマハ勢はようやく6位にロレンツォが顔を出す状態。
ロッシは8位に沈んでしまいました。
ちなみに7位はブラッドリースミス。
まさかの予選結果で昨年とはがらりと変わったスターティンググリッドでカタールGPがスタートしました。
いきなり、第一コーナーでマルケスがアウトに押し出されて、ほぼ最後尾に落ちます。
トップはドビチオーゾ。
それにロレンツォとイアンノーネが僅差で続きます。
ロレンツォは決して様子見でドビチオーゾの後ろについている訳では無く、結構マシンが振られています。
一周が終わり2周目に入ったところでロレンツォがトップにでます。
ここでドビチオーゾを引き離すかと思いきや、ドビチオーゾ、イアンノーネともにぴったりロレンツォについて行きます。
考えて見れば、ドゥカティのマシンはタイヤがミディアムで、ヤマハワークスよりはグリップが良いものを使用しています。
このタイヤはヤマハ、ホンダのワークスチームは使えない、ドゥカティの特別ルールで使用が許されているもの。序盤はドゥカティ有利なのかな?
8周目には、ほぼ最後尾まで落ちたマルケスが怒涛の追い上げで7位までポジションを回復。
スタート時に4位を走っていたヘルナンデス(ドゥカティ)に追いついてきました。
「かめレーサー」はやな予感が・・・。昨年の様にあっさりとマルケスがトップに追いついてしまうのでは・・・。
しか~し、一度抜かれたヘルナンデスは、ここでマルケスに喰らい付き、バトルを繰り広げます。
今年のドゥカティはサテライトのマシンも速いのか!
9周目にはトップがドビチオーゾに。ホームストレートの終わりで、ロレンツォのヤマハをドビチオーゾのドゥカティが抜き去る。
まるで、初めてストーナーがドゥカティでチャンピオンになった時のカタールGPでのロッシ対ストーナーを見ている様なシーンです。
この周にはロッシがイアンノーネのすぐ後ろに追いつき、トップグループが4台になりました。
「かめレーサー」にはたまらない展開です。
10周目にはホームストレートで一旦トップに立ったロレンツォをドビチオーゾとイアンノーネが抜き去ります。
ロッシは4位のまま。
ロレンツォはすぐにコーナーで前を走る2台を抜いて再びトップに!
同じタイミングでロッシも3位にあがるも、すぐに最終コーナーからホームストレートでロッシは抜かれてしまいます。
12周目にはマルケスが5位に上がってきました。また4位に落ちたイアンノーネとは4秒弱の差。
いよいよマルケスが来た!
トップ集団4台とそれを追いかけるレプソル勢という展開で、周回を重ねます。
トップ集団4台はロレンツォ、ドビチオーゾ、ロッシ、イアンノーネ。続いてマルケス、ペドロサ、ヘルナンデス、、さらに遅れてスミス、クラッチローと続きます。
今年のMotoGPの放送はかなり技術的に進み、ライダーの後ろからの映像では、リアルタイムの速度が表示されたりもしています。
16周目にロレンツォのライディングが映し出されて、速度がフルバンクにもかかわらず150km/h前後。この速度でスムーズにリアタイヤもフロントタイヤも滑っている様な・・・。
やはり凄い!
17周目、18周目はホームストレートの終わりにドビチオーゾがトップにたつもぶれーキングのミスでロレンツォに抜かれるという繰り返し。
18周目は第一コーナーを抜けるところでは再びドビチオーゾがトップになりました。
その後、ドビチオーゾ、ロレンツォ、ロッシで順位を入れ替えながら再びホームストレート。
再び、再びドビチオーゾがブレーキングミス!完全にロレンツォに抜かれます。
ロッシもドビチオーゾにぴったりついて行きます。
イアンノーネが少し遅れてきました。
19周目にはロッシが2番手に上がり、急にロレンツォと差が付き出します。
ここからドビチオーゾとロッシの一騎打ち開始!
ロレンツォは少し遅れていたイアンノーネにも抜かれて4位に落ちてしまいます。
5番手を走るマルケスとはそれでも3秒弱の差。
残り周回数は3周と、マルケスがロレンツォに追いつけるかは微妙な感じです。
トップ争いはホームストレートでドビチオーゾがロッシを抜き、その後のコーナーでロッシが抜き返すの繰り返し。
ドゥカティのタイヤは特にたれる事も無く、グリップしている様です。
昔みたいに、ソフトなタイヤを使うと寿命が短いという事も無いようです。
最終周に入って、第一コーナーでドビチオーゾがロッシを抜けない!
ロッシが徐々に差を広げてゆきます。
最終コーナーまでに差をさらに広げてくれ!
少し差が付いたままで最終コーナーはロッシがトップ、2位ドビチオーゾ。
そのまま2台でホームストレートに出てきます。
スリップにつける差では無く、そのままなんとかロッシが逃げ切り!
開幕戦優勝です!!!!!
予選では8位と低迷しておりましたが、決勝ではまさかの優勝!
さすがロッシ!
最高です。
表彰台はロッシ、ドビチオーゾ、イアンノーネと全員イタリアン!
スペイン勢の勢いが止まりました。
今回のレースはMoto3からMotoGPまでスペイン人の表彰台は無し、10年振りだそうです。
マルケスは5位、ペドロサは6位。
ワークス復帰一戦目のスズキは、エスパロガロ兄が11位です。
新しいシーズンが始まり、新しい流れが出来てきそうなMotoGP。
今シーズンも楽しみです。
ロッシは来年一杯で引退・・・、という話も出てきている様です。少し悲しいですが、今年はなんとかチャンピオンに!
頑張れロッシ!
普通にMotoGP観戦記となりました。
「かめレーサー」でした。
大興奮のレースでしたね!
しかし、ヤマハのトップスピードの改善は今後あるのでしょうか?
あのスピード差が無ければもっと簡単なレースになると思うんですが、、
コメントありがとうございます。
確かに20km/h近いスピード差って、ワークスマシンとしてどうなの?って感じがあります。
最終的にレースで勝っているので、マシンの方向性は合っているのでしょうけど・・・
カタールGPのサーキットは高速コースなのに、良く勝ちました。
取り敢えず、今は、素直にロッシに拍手です!!