本日は初めてのブレーキオーバーホールです。
結構挑戦です!
まずはディスクローターの厚みの確認です。
折角ブレーキをオーバーホールするので、ついでに測定です。
マイクロメーターを購入しました。
測定の結果
右3.85mm
左4mm
とどうにか使用可能な範囲です。
TZR250Rのディスクローターは282mmという少し中途半端なサイズ。
もし、交換となると純正しかありません。
勿論、ブレーキマウントを特別に加工すれば一般的な298mmとかを使えるので安く済むのですが。
純正は一枚3万円を超えます!!
取り敢えずは、使用可能なので今回は交換せずに、現在ついているディスクをそのまま使用します。
それでは、オーバーホールを開始。
まずは右側から。
マウントからブレーキポッドを外して、ブレーキパッドも外します。
ここまでは、慣れたもの。
次にピストンを取り出します。
いつもエア抜きをするボルトから空気を入れて、ピストンを押し出します。
空気入れを用意。自転車用の空気入れで大丈夫です。
何度か空気入れのポンプを押すと、ピストンが飛び出して来ます。
TZRのブレーキは4つのピストンが着いて居ます。
初めに小さな方のピストンが取れたので、取れたピストンから一つづつシールを交換して行きます。
取れたピストン。
これを綺麗に洗剤で洗います。
手がブレーキオイルでベトベトになってしまい、なかなか写真が取れません。
外れたピストンの位置のシールをブレーキポッドから取り外します。
サービスマニュアルでは「必ず手で取る事」となっているのですが、なかなか取れず・・・
結局少し目打ちを使ってシールを取り出しました。
シールの取り付けも手で行います。
シールに同封されていたブレーキ用のグリスをたっぷり塗って組付けます。
ちょっと慣れないと難しいかも。
シールが取り付けられたら、綺麗にしたピストンにもグリスを塗って組付けます。
ピンク色のグリスが少しはみ出しているピストンが、シールを交換したピストンです。
この調子で、残りの3つのピストンも取り出して同様にシールを交換して行きます。
シールを交換したピストンの動きはスムーズなので、ブレーキポッドに空気を入れた時に真っ先に飛び出して来ます。
シールを交換していないピストンを飛び出させる為に、こんな風に作業しました。
これは小さいピストンを取り出している時に写真です。
大きなピストンにはドライバーの柄を挟んで、ピストンがあまり飛び出さない様に押さえ、小さなピストンの片方は平らなスパナと針金で、飛び出さない様に押さえます。
この状態で空気を入れると、狙ったピストンが「ポンッ」と飛び出して来ます。
手をブレーキオイルとグリスでベトベトにしながら、右側のブレーキのオーバーホール完了です。
パッドを取り付ける前に軽く空気を入れて、ピストンの動きをチェックしました。
特に動きの悪いピストンも無く、これで引きずりは解消出来ると思います。
左側は右側の半分位の時間で作業終了です。
一度経験している作業は速いですね。
最後にブレーキのエア抜きをしてい終わり。
なのですが、ブレーキレバーを引きながらエア抜きをするやり方では、時間が掛かり過ぎます。
ネットでエア抜きを早くやる方法を検索すると、注射器を使用する方法が載っていました。
今から買いに行ってきます。
やはりなかなか、すんなりとは行かない「かめレーサー」でした。