本日はキャブセッティングを一旦お休みして、クラッチの組み立てです。
初めてクランクケースを割った際に、クラッチが切れなくなりました。
2回目にクラッチを組み直した時も、うまくクラッチが切れませんでした。
という訳で、改めて正常にクラッチが切れるエンジンのクラッチを分解して、なぜクラッチが切れないのか調べて見ました。
まずは、クラッチケーブルの取り付け場所。
写真で手で押さえているバーが水平より下に5度傾いた状態が正常です。
クラッチが切れないエンジンの同じ部分を見てみると、バーの角度は5度よりかなり下向きになっていました。
次に中心に入っているプッシュロッドを取り出します。
エンジンを少し傾けると、プッシュロッドが取り出せます。
残ったクラッチボスを良く見てみると、薄いワッシャが2つ取り付けてあります。
パーツリストによるとシートプレートとクラッチボススプリングとなっています。このパーツはクラッチが切れない方のエンジンにはついていませんでした。
どうやらこれがクラッチが切れない原因の様です。
さらに分解を進め、クラッチボスを外すと、さらにワッシャーが有りました。
わ~、これもクラッチが切れないエンジンにはついていないワッシャーでした。
これだけパーツが付いていなければ、クラッチも切れない訳だな~。
やはり組み立ての際には、サービスマニュアルを慎重に確認しながらやらなければ・・・
そして最後のワッシャーが。
このワッシャーはクラッチが切れないエンジンにも着いていました。
この写真を基にして不足パーツを新規に購入して改めてエンジンを組み直したところ、正常にクラッチが切れる様になりました。
こんな感じで現在キャブ調整をしているエンジンは、動力部分は完璧に近い仕上がりなのですが・・・
とにかくキャブセッティング!
本日、発注していたピストンリングやエアフィルターが届いたので、明日にでも改めて腰上のオーバーホールをする予定です。
あ~、早く走りたい!!!!
「かめレーサー」でした。