「かめレーサー」は雨の日にYZF-R1で走った事がありません。
YZF-R1に元々ついていたタイヤはミシュランPilot POWER Pです。
このタイヤは溝が浅く、あまり雨の日に走る気にはなりませんでした。

さらに新しく装着したブリジストンのタイヤも、溝はさらに少なく、晴れの日のグリップはこちらのブログでも書かせて頂いてますが、雨の日に走る事は避けております。
溝が少なすぎて、全くグリップしそうにないタイヤです。

「かめレーサー」は近いうちにレースにも出てみたいと思っております。
レースともなれば、雨が降っても走行しなければなりません。

しかし、練習の為に雨の日にスポーツ走行をする気にもなれず。
皆さんはどの様に雨の日の練習をしているのでしょうか?

戦闘力の無いバイクで勝つ為には雨の日はチャンスです。
また、雨が得意なレーサーもいます。
GPでも、雨が降ると意外なレーサーが活躍したりします。

昔はランディ・マモラ、クリスチャン・サロン等。
雨の日以外も速いのですが、雨の日になると特に強さを発揮していました。

マモラは元々バンク角も浅く、走行ラインも独特のライダーでした。
ハングオンで身体をインに入れるのですがバイクを立てる様にしていて、アウト側の足がステップから外れたりしていました。俗に言う「マモラ乗り」です。

あれだけ、バンク角が浅いので雨の日に強いのもよく分かります。

かたや、クリスチャン・サロンはフランス人のライダーです。
既にハングオンが全盛の時代にリーンウイズでほとんどお尻をシートからずらす事無く、深いバンク角で走っていました。

よっぽどスライドに対する対応がうまかったのでしょうね。
シートにお尻を着けている事で、リアタイヤの挙動を良くつかめたのかもしれません。

この二人は特に雨の日に速いと書きましたが、実はフレディー・スペンサーやケニー・ロバーツも雨には強かったんです。
晴れの日に速いライダーは雨の日も速いのです。

「かめレーサー」も、まずは雨の日に練習をするより、晴れの日にもっと速く走れるよう、練習する方が先だと思います。
あとは、「雨の日は滑る」という先入観(確かに滑るのですが)にとらわれる事無く、冷静に走る事を学ぶ必要があるのだと思います。

結局、知らない事が恐怖心を生むのでしょうね。
ダートを初めて走った時も、タイヤが滑るのが怖かったのですが、実際はそれほど滑りませんでした。

何だかんだ言っても、一回ぐらいは雨の日の走行を体験して見ることも必要かな等と思っています。

かめレーサー wrote