前回でクランクケースが割れると思っていましたが、まだまだ遠そうです。
前回プッシュロッドを抜いて、次はクラッチのプッシュアスクルの取り外し。クラッチケーブルが着いていた部分です。サービスマニュアルに従っての作業です。
このフック見たいなパーツを取り外します。ボルト一本外せばスムーズに抜けました。
サービスマニュアルではこの後に、オイルポンプのギア取り外しとなっていますが、カバー側についた部品なので取り敢えずはクランクケースを割る事を優先して先に進みます。
ミッションアッセンブリを取り外します。
7本のボルトを外してミッションのアセンブリ(セット)を取り外します。
ギアが抜けて、エンジンはかなり空っぽになりました。
この後、サービスマニュアルではこのアセンブリの分解なのですが、今回はミッションは目視の点検のみして先に進みます。
次はインペラシャフトの取り外しです。
右側の写真の真ん中に伸びているシャフトも抜きたいのですが、根元がサークリップで止まっていて、どうしてもサークリップ用のプライヤーが必要になってしまいました。
「かめレーサー」はいろいろ工具をそろえていたのですが、サークリッププライヤーは持っていません。まぁ、クランクケースを交換しなければ取り外す必要はありません。取り敢えず、工具をそろえて分解の準備だけはしておこうかな。
サービスマニュアルの通りバランサの取り外しに進みます。
写真の右側の2つの大きなギア。サービスマニュアルではこのギアの間にアルミ板をかませて、回らない様にして作業するそうですが、今回はエンジンがあまり回らない状態の為、特にアルミ板をかませる事無く、ボルトやナットを外す事が出来ました。
どんどん外して行きます。
結構ロックワッシャーがピッタリと曲げてあって、平に戻すのが大変でした。
ボルトを抜くと、ギアはスムーズに外れました。
残ったベースのギアも、写真にあるストレートキー(くさびみたいなもの)を外すだけで、ギアが外れます。
後は写真の裏側にあるCDIマグネットを取り外せば、いよいよクランクケースを割る事が出来ます。
まだまだ続きます。
「かめレーサー」でした。